2月春季大会で苦杯を喫してから2ヵ月。チームは大きく成長し始めました。
監督が選手たちに言ったのは、ごく基本的なことです。
「自分たちの野球を信じる」
「チーム全体で取り組んで来た“心技体の充実”ともう一度、本気で向き合う」
「普段の生活を変える」
2年間の積み重ねで、3年生たちが間違いなく成長しているのはわかっています。ところが、いざ試合になると結果を求め、結果が出ないことを怖がり、普段と違う野球に走って、自分たちの良さをないがしろにする傾向がありました。
このチームで一緒にやれる夏までの間に、自分に自信を持ち、手応えをつかんで次のステージに進んで欲しい。夏季大会の結果のためでなく、選手ひとりひとりが東京武蔵野シニアを選び、野球に時間と情熱を注ぎ込んできた成果を体感してもらうことが私たちの願いであり、喜びです。
先週の練習試合でも、強豪相手に、これまでずっと控えだった選手が逆転のタイムリーを放ち、躍動しました。ここからの短期間で大きく成長し、レギュラーをつかむ選手もいるでしょう。先の大会でエースナンバーをつけたのは2月まで投手の経験がなかった選手です。中学生はそれくらい大きく変化・成長します。だから監督は先入観を持たず、常に新鮮な感性で子どもたちと接する姿勢が大切だと感じています。
ここからチームが熱を帯び、信じる力が結集したとき、これまで見たことのない花が咲く。楽しみな時期が近づいて来ました。