「高校を受験するとき、どんな指導や支援をしてもらえますか?」、これは入団後に多い質問です。東京武蔵野シニアの選手ほぼ全員が、「高校でも野球を続けたい」と希望しています。中学でいっそう野球を好きになり、「高校でもやりたい」と言うのはうれしいことです。
どの高校を選ぶか。本人とご父母の希望が最優先です。その希望に沿った上で、選手ひとりひとりの性格や技量、成長の曲線、高校野球部の雰囲気、高校の監督の性格や指導法などを考慮して、情報を提供します。有名だ、過去の実績がある、といった世間一般の評価に頼って入学しても、お子さんと肌が合わなければ、辛い三年間になります。入ってみなければわからないことも多々ありますが、できるだけお子さんに合った高校を選ぶことは切実な課題です。
私(監督・小林信也)は、スポーツライターという仕事柄、30年以上に渡って東京都内はもとより、全国の高校野球の監督と交流を重ねています。進学を希望する高校の“生きた情報”も入手し、お伝えします。見学や体験を希望する選手には体験会の情報なども提供します。
他のシニアチームのやり方は知りませんが、東京武蔵野シニアは、希望があればきめ細かく、熱心に高校受験のサポートをする姿勢を持っています。
高校受験では、スポーツ推薦(野球推薦)制度もあります。野球部強化に力を入れている高校に進みたい選手には、中学との連絡も取りながら、シニアの監督が高校の監督と連絡を取り、入学までサポートします。必要に応じて、監督は中学を訪ね、担任と面談することもあります。例年、この制度で高校に進学する選手が何人かいます。
私学の中には、「スポーツ推薦はないけれど、入学後に野球部に入る生徒は受験で一定の考慮をする」高校もあります。こうした情報を提供できるのは、中学の先生でなく、シニアの監督です。
私学にしても都立にしても、各高校が基準とする学業成績が求められます。東京武蔵野シニアでは、中学1年の春から「勉強の意識を高める指導」も野球指導と併せて行います。
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