2013年12月16日月曜日

東京武蔵野シニアの姿勢

東京武蔵野シニアでは、ほぼ全員一緒に同じメニューで練習します。 ケガや故障で練習を休む選手はほとんどいません。
東京武蔵野シニアの目的は明確です。
 「大好きな野球を通して人格を高める」
 「日々自分を変化させ、成長する」
「野球を通して子どもたちのDNAにスイッチを入れる」

2013年11月30日土曜日

目標は《日本一楽しく、日本一頼もしいチーム》

東京武蔵野シニアでは、次のような選手を募集しています。
1 野球が大好き。
2 「本物」になりたい!
3 明るい。素直。
4 文武両道、勉強も真剣にやる。
5 仲間を裏切らない。

 東京武蔵野シニアの基本姿勢は
 心を鍛え、心を磨く。筋力に頼らない武術的な心技体を基礎とします。
  目に見える動きではなく、「目に見えない内面の動きや力」が根源です。 
2 もちろん「勝利」を目指します。けれど「勝てばいい」とは考えません。
  《まさかの時に大切な人を守れる人間になる》 
  それがチームの最大の目標です。
3 「大人より子どもの方ができている」
  子どもの可能性を尊敬して指導に取り組むチームです。
  監督、コーチは日々自分を変える努力を重ねています。
  大人が偉そうに上から目線で怒鳴るチームではありません。
  身体の潜在能力にスイッチを入れる!
   やる気になり、毎日が楽しくなる、それが東京武蔵野シニアの野球です。

2013年10月3日木曜日

打撃の感動はどこにあるか!?

選手はそれぞれ、なぜ野球を好きになったのか?
世間では、「優勝した感激」「ホームランを打った喜び」などの好結果が理由だと考え、「甲子園」や「プロ野球」を目標に取り組んでいると思い込みがちです。
私はそうではないと感じています。
私自身、なぜ野球に惹かれたか、その理由を自問してみると、もっと素朴な感動が根源にあると思うのです。

「打ったあ!」とアナウンサーは叫びます。バットから弾かれた打球が外野手の間を抜けていく。それを見て、応援者は手を叩きます。よい結果を確認して歓声を上げるのです。けれど、選手や監督、コーチの感動は、それより一瞬早く起こっています。結果を見て喜ぶのが日本の常識になっていますが、結果を見て喜んでいるようでは、遅いのです。
野球に取り組む者の感動は、それ以前にあります。打つ前に、「打てる!」と感じる。それこそが感動です。打てると感じたとおり身体が自然に動き、事前に「見えた」とおりの打球が(あるいはそれを上回る打球が)空に向かって飛んで行く。結果が先に見えているからこそ結果が出せる。これが選手の当たり前です。先に見る、先に見える、それが東京武蔵野シニアの求める姿勢です。

日本代表監督

小久保裕紀さんの日本代表監督就任のニュースが報じられました。
小久保さんは、東京武蔵野シニアの最高顧問である宇城憲治先生に学ぶ仲間のひとりです。
私も幾度か、練習に同行させてもらった経験があります。
グラウンドに入るとき、去るとき、なぜ一礼するのか。意味がわからないから、「大学生になってからはやっていなかった。その意味を宇城先生に学んで」以来、真摯に励行されるようになったと聞きました。日本代表が毅然とした姿勢を持ち、日常から謙虚に取り組む方向に一歩踏み出し、真に野球少年たちの目標になってくれるよう、期待します。

2013年9月11日水曜日

長岡カップで初優勝しました


一昨年から出場している 《長岡カップ》長岡少年野球連盟親善交流大会2013で、東京武蔵野シニアが初優勝をしました。毎年8月に行われるこの大会は、3年生が出場する最後の大会です。今年も、全国大会で活躍したチームなど関東甲信越から9チームが参加。東京武蔵野シニアは、予選リーグを1勝1敗ながら1位で通過。決勝リーグでは飯山シニア(長野)、柏崎シニア(新潟)に連勝し、優勝を飾りました。過去2年間一度も勝てなかったこの大会で、3年生が成長の証を見せてくれました。ピンチにも動ずることなく、終盤までリードを許してもあきらめず、堂々と戦う姿に感銘を受けました。2年生、1年生たちも、3年生の姿に自信と誇りを感じたと思います。東京武蔵野シニアの野球を徹底したらこれだけ成長できる、3年生が身をもって実証してくれました。

2013年1月20日日曜日

楽しくていいのか?

東京武蔵野シニアの練習に体験参加した選手に感想を聞くと、ほとんどの選手が、
「楽しかった!」
目を輝かせて答えてくれます。練習内容、練習のテンポ、先輩たちの雰囲気が、小学校の野球では経験したことのないものだからでしょう。

ところが、子どもたちがうれしそうに躍動する姿を見た父母からは、
「こんなに楽しい練習でいいのですか?」
「これじゃ、高校野球で戸惑うんじゃないですか」
心配そうな顔で質問されることがしばしばあります。
私は、答えに詰まります。

「イジメはダメだ」「体罰反対」「古くさい根性練習は時代遅れだ」等々、いろいろな声がありながら、現実には、イジメ、体罰を半ば容認し、「一流になるには理不尽な練習が必要」「子どもはいじめた方が伸びる」といった潜在意識を父母たち自身が捨てきれないのではないでしょうか。

私の師であり、チームの最高顧問である宇城憲治先生は大変厳しい方です。
宇城先生が来られただけで、その場の空気がピンと張り詰めます。その厳しさは、体罰ともイジメとも怒鳴り声とも違う、まったく次元の違う、本来の厳しさです。子どもを真っ直ぐに成長させるのは、そういう本質的な厳しさです。

東京武蔵野シニアの練習は「野球が大好き」な少年たちにはたまらない、楽しいプログラムの連続です。楽しいけれど、実際には「全力疾走」の繰り返し。見た目以上に、体力的には厳しい練習です。でも、楽しいから、好きだから、がんばれる。それはいけないことでしょうか?

充実した練習を通して、もっと野球を好きになる。「野球が好きだ!」という熱い気持ちが強くなればなるほど、真っ直ぐに取り組む力、やり遂げる意志が深くなる。中学の3年間は、嫌々我慢して練習に行くのでなく、「毎回練習に行くのが楽しみで仕方がない」、前向きな気持ちで元気に野球するほうがずっといいに決まっていると、私たちは考えています。

2013年1月18日金曜日

言葉の暴力・本来の厳しさ

身体的な暴力だけでなく、言葉による叱責や心理的圧迫も近年では暴力と同等に認識されています。
大会に出始めた最初のシーズン(一昨年)、私はしばしば怒鳴っていました。当時は、「チームの志気が上がらないときは怒鳴ることも必要」「何が足りないか明確に教えるため、ミスが出た直後に厳しく指摘すべし」と考えていたように思います。試合になれば監督のテンションも上がるので、自然と、怒鳴る回路のスイッチが入りやすかった。「怒鳴れば何かが変わる」と期待していたのも事実でしょう。ところが、怒鳴っても前向きな進展や変化はほとんど生まれませんでした。チームには暗い影が残ります。結局、ミスの原因を補う具体的な指導をする以外に方法はない。そのため、根本的に闘う姿勢を普段から築き上げるしかないと気がつきました。ごく稀な例を除いて、怒鳴っても意味はないのです。

怒鳴るのは結局、自分の指導力不足を認めず、選手に責任転嫁する行為です。
選手がだらだらしているのは、監督の気迫や回転数が足りないからです。
自分の力不足を直視せず、選手のせいにして怒鳴るのは、指導者の驕りです。
チームの最高顧問・宇城憲治先生から、「負けるのは100%監督のせいだ」と指摘され、目が醒めました。

常に率直な意見をしてくれる事務局長からも厳しい指摘を受け、私は「怒鳴らない」と決めました。
「監督には、怒鳴る自由が与えられているのではない」「怒鳴る前にすることがある」
監督に怒鳴る権利があると思い込んでいるのは、監督の勝手な思い上がりです。
けれど昨シーズンは、何度か怒鳴ってしまいました。怒鳴ったあと、自分を正当化する自問自答も重ねました。けれど、やはり違いました。
怒鳴ったあと、私は選手に謝り、選手は私を許してくれました。

東京武蔵野シニアは、言葉の暴力も徹底して戒め、指導者の驕りを認めない姿勢を明確にしています。
厳しさは、監督やコーチの怒鳴り声にあるのでなく、自分との戦いそのものにあるのです。
私たちは本来の厳しさから決して目を背けません。
「自分を変える」「未熟な自分を鍛えていく」「ハラを決めて勝負に立ち向かう」
自分との戦いは厳しいから、みんなで支え合い、励まし合って目標に向かうのです。

2013年1月17日木曜日

体罰について

大阪の市立高校バスケットボール部の事件をきっかけに、連日メディアで「体罰」や「部活動のあり方」に関する報道がされています。

東京武蔵野シニアに「体罰」は存在しません。

このチームを作ったひとつの目的は、真のリーダーの育成です。
リーダーは、無言で存在するだけで周りに影響を与え、理屈抜きにみんなの心身をひとつにする力の持ち主。「その力のない人間は指導者の資格がない」と、球団最高顧問である宇城師範から教えられています。
私自身がそのような人間になる。その姿を見て選手たちがさらに器の大きなリーダーになる。野球に限らず、学校で、社会で、将来は家庭で、“まさか”のときにも動じない、裏切らない、心で行動できる人間になる。それが東京武蔵野シニアの活動の目的です。

そこを目指して日本一の山を昇る過程に、「体罰」が入り込む余地はありません。
私たちは、自分を鍛える明確な道標を学び、持っています。
だから、自信があります。
自信とは、自分の歩む道を素直に信じられる心の強さです。


2013年1月11日金曜日

監督の任期

「監督は、今年入団する選手が卒団するまで、監督を続けてくれるのですか?」
このような質問を複数の方から受けました。

監督人事の決定権は理事会にあります。
あくまで私の思いですが、はっきりとお伝えします。

球団規程に基づく監督の任期は三年、当面今季いっぱいです。
私自身は、来年以降も監督を務めたいと希望しています。
私が望めば、理事会はおそらく続投を認めてくれると思います。

東京武蔵野シニアは、私が最も大切にしている活動です。いわばライフワークです。
中途半端に投げ出すことは考えていません。
私たちの姿勢に共感してくださる方はどうぞ入団してください。
三年間、一緒に野球をやりましょう。

2013年1月9日水曜日

監督の指導歴

監督(小林信也)の球歴、指導歴を、体験参加の父母から尋ねられました。
過去はあまり意味がないのですが、ご参考までに一部を列記します。
野球以外の競技でも世界チャンピオンを育成した実績があります……。

〈球歴〉
  新潟県立長岡高、投手。昭和49年新潟県大会優勝。同北信越大会出場。
 高校通算21勝4敗。

〈野球指導歴〉
 筑波大付高ヘッドコーチ(夏の大会で4番森本稀哲の帝京を一時リードの善戦)  
    
 都日野高ピッチングコーチ(秋春連続ベスト8、現在に至る基盤づくりに協力)
 母校・長岡高の強化スタッフとして、28年ぶりの県大会優勝。
 少年野球「オール武蔵野」コーチ  ほか

〈その他のスポーツ歴〉
 1977年 フリスビー(フライングディスク)世界選手権日本代表主将(初代)
       世界選手権アルティミット東西オールスター出場    
 1978年 フリースタイル北米シリーズ サンタバーバラ大会10位 
 1986年 ディスクゴルフ日本チャンピオン
 1991年 ディスクゴルフ国際大会 ジャパンオープン・マスターズ優勝
 1993年 PDGAディスクゴルフ名誉の殿堂入り(ジョージア州)
       世界で7人目、アメリカ人以外では初。

〈その他スポーツのヘッドコーチ歴〉
  トライアスロン未経験の女子選手を発掘、日本チャンピオンに導く
 
  フライングディスク未経験の男子選手を発掘、日本チャンピオンおよび
  日本人初の世界チャンピオンに導く

〈国際的トレーナーのプロデュース〉
 白石宏トレーナーの総合プロデュースを担当し、数々の活躍に携わる。
  1986年 NFL スーパーボウル シカゴ・ベアーズの優勝に貢献
  五輪の金メダル 水泳・鈴木大地選手 柔道・斉藤仁選手
  五輪の銀メダル 女子マラソン・有森裕子選手
  テニス 伊達公子選手 松岡修造選手 ほか

野球だけでなく、様々なスポーツの国際舞台に挑む選手を支え、経験を積みました。
しかし上記の大半は、現在の指導に至る以前の「個人的な勘」や「試行錯誤の繰り返し」にすぎませんでした。その後、武術家の宇城憲治先生に出会い、師事を許され、
根本から学び直しました。
いまは確かな指針を基盤に、東京武蔵野シニアの指導に取り組んでいます。

2013年1月7日月曜日

新年の約束

新年最初の練習で、「今年の約束」を交わしました。
今年最大の課題は「普段の生活を変える」です。
自宅で「ごはんだよ」とお母さんに呼ばれて、「いま行く」と生返事、何度も呼ばれることはないか? 食事中、「肘をついて食べちゃダメ! 良い姿勢で食べなさい」と注意されたとき、「うるせえなあ」と口答えしていないか? そんな選手は野球も上手くならない、野球をする資格がない。東京武蔵野シニアで野球に取り組む選手として矛盾している。
この認識はみな持っているのですが、自宅に帰るとつい横柄になり、生意気な口をきく子がまだ多いようです。中学生はそういう年代ですから、当然といえば当然。けれど、それでは「自分との勝負」に最初から負けているも同然。グラウンドと自宅、裏表なく、普段から素直に行動する!
そこで私(監督)は、選手たちに約束しました。
「監督も去年は、奥さんに食事の姿勢を注意されると、〈うるさいなあ、疲れているんだ〉とよく怒鳴り返していた。けれど、今年は直します。奥さんに言われたら、「ありがとう」と爽やかに言って、すぐ姿勢を直します。心の中で〈そっちだってできていない癖に〉と思うのもやめる! 自分が変われば相手も変わる。監督が率先して普段を変えるから、みんなも変わろう!」
選手たちはみな真剣な顔でうなずき、約束してくれました。

普段を変える。変わらないと野球に取り組む意味がない。
些細なこと、「やって当たり前」のことをやらずに突っ張っている暇はありません。
震災で苦労している人たちを思えば、なんと贅沢でしょう。
野球で厳しい練習をするのは何のため? 野球で自分を鍛えるためです。なのに自宅ではだらしない? それは矛盾です。野球で結果を残せば、すべて許されがちな現代ですが、私たちは違います。
大好きな野球で勝ちたい、とことん自分と戦う、普段の生活から変える。チーム全員で取り組む。東京武蔵野シニアは、そういうチームです。

今週土曜(1月12日)の練習に体験参加できます。午前8時半から午後4時半。
場所は矢野口(調布の少し先、多摩川原橋を渡ってすぐ右)の尽性園グラウンドです。
ご希望の方は、事前に監督までお申し込みください。
小林信也 携帯電話:080-2020-2170   メール: nobuya@s-move.jp

2013年1月1日火曜日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

昨年は東京武蔵野シニアにとって、大きな手応えを感じる年にできました。
今年も自分たちの道を信じ、日々の生活すべてを練習と捉えて取り組んで参ります。

中学進学を控え、どのチームで野球をやろうか考えている選手、ご父母のみなさま、
もし、「真剣に野球で自分たちを鍛えたい」と希望しているなら、
大会出場3年目を迎える「東京武蔵野シニアの旗の下」にお集まりください。

貴重な成長期の3年間、大好きな野球で心技体を鍛え、野球で人格を磨き、生涯支え合える仲間たちと出会いませんか。
体験参加、歓迎です。どうぞご連絡ください。携帯080-2020-2170

1月半ばまでの間で練習に体験参加できるのは次の日時です。

1月5日(土) 12:00-16:30  武蔵野市営球場
1月7日(月)  9:00-13:00  調布・関東村グラウンド
1月12日(土) 8:30-16:30  尽性園グラウンド(矢野口)

                   平成25年元旦
                    東京武蔵野シニア 監督 小林信也