2014年11月20日木曜日

東京武蔵野シニアの特長9 試合でも選手は自分の気持ちで動きます

 練習試合だけでなく公式戦でも、選手は自分自身の気持ちと感性を主体にプレーします。「監督・コーチの言うことを聞いてプレーするのが野球ではない」と東京武蔵野シニアは考えているからです。
 野球界には、「監督のサイン通りに動ける選手」「命令どおりプレーできる選手」を評価する傾向もあります。私たちはそうではありません。
「チームのために自分で判断し、自分の気持ちで最善のプレーができる選手」に育ってほしいと願っています。そのため、試合でもほとんど監督が選手のプレーを制約したり、何か命じたりしません。
 選手は「自分自身の気持ち」で動き、場面に応じて「自分の瞬時の判断」でプレーします。それこそが野球の楽しさ、野球で身につける大切なことだと考えています。大好きな野球を通して「頼もしい人間に育ってもらいたい」からです。もちろん、自分勝手という意味ではありません。基本は練習で徹底的に反復します。チームの約束事はしっかりとあります。その上で、ひとりひとりが「チームのために」自分の気持ちで動くのです。

 もし期待された活躍ができなかったら、「何かが足りなかった」ということ。自分がそれに気づき、自分を変える努力をする。それこそが大切、中学時代に野球をやる目的だと、東京武蔵野シニアは考えています。大事な場面で失敗すれば、チームや他のチームメイトに大変な落胆と失望を与えます。そのことを選手がどう受け止め、糧として変われるか。監督は中学生たちの失敗や不足をグーッと受けとめ、粘り強くチャンスを与えて「変わる瞬間を必ず迎える」覚悟で取り組んでいます。
 そのようにして、人生の大事な局面で活きる「人間力」を磨き深めるのが、野球に打ち込む最大の目的です。

  

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