16日(日)は、藤村女子高校のソフトボール部と合同練習をさせてもらいました。
昨夏に続いて2度目。
ソフトボールのテンポは野球と比較になりません。速い。余計な間を取っていられない。“すべてが早い”ソフトボールの練習で、普段の自分の動きが通用するか。
東京武蔵野シニアでは、「隙を作らない」「気を抜かない」「余分な動きをしない」など、理にかなった隙のない動きを日頃からテーマにしています。野球では、少し気を抜いても、無駄な動きを少し入れても、なんとなく「できてしまう」と勘違いしがちなスポーツです。そこを戒め、自分に厳しく、身体の回転を高めていく。
練習の最後に、試合形式の練習をさせてもらいました。バッターは、前回に比べるとだいぶ速球をバットに当てられるようになっていました。ガッカリしたのは、守備です。守備そのものではなく、守備に入れない控えの選手たちの表情を見てがく然。ほぼ全員が“観客”や“評論家”になって、試合をのんびり眺めているのです。まだ子ども……と言えばそれまでです。チームメイトが守備についているのに、本気で仲間を応援できない。自分が試合に出ていないと、途端に気が抜けて、他人事になる。それが、いまのチームの実力。決定的に足りない弱さです。
練習後は、いつになく落ち込みました。藤村女子高ソフトボール部と練習をさせてもらって、日頃からやっているはずのことが「全然できていない」「認識が低い」とわかったからです。
東京武蔵野シニアは、どれくらい打つか、速球が何㎞のスピードになったかより、身体の回転が速くなったか、気を抜かず先に先にと動くことができるか、そういった“日常生活に通じる心身の基本”を重視しています。それが、文武両道の原点に通じるからです。まだ全然できていない。また一からやり直します。
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